2005年12月09日
手がプルプルする手技
おはようございます。今日で麻酔救急のポリクリの5日目。3週間単位だった内科外科と違って、マイナー科は5日間でワンセットとなっているので今日で麻酔救急は終わりなのです。
麻酔・救急科のポリクリは他の科と違って(?)学生でもできることが結構あったりしてなかなか楽しいです。気管支鏡をちょっとだけ本物の肺の中で使わせてもらうチャンスがあったり、実習生同士で上眼窩神経ブロックの麻酔を掛けてみたりしました。気管支鏡は気管挿管後の人に対してですが、右の上葉が別れた後の気管支で次の分岐が見える辺りまで進入しました。結構僕は内視鏡系のものが好きかもしれない。
救急車が来たら普段は見ることのできない場面を見られたのかもしれませんが救急車がちょうど到着する場面を一度も見ることがなかったのはちょっと残念かな?まぁその分、町の人々は健康だったということで良しとしましょう。救急車が1台も来ない日の救急実習というのはなんだか手持ちぶさたで、仕方がないので(?)訓練用の人形相手にポンプ呼吸をしたり除細動をしたり心電図をつけたり外したりしていました(ちょっと物足りない)。
個人的には一番盛り上がったのは友人の協力を得て疼痛外来用の神経ブロックの注射を打たせてもらったこと。ポリクリをやっていれば腕には注射をする経験はありましたが、目から2cmも離れていないところの顔面に針を垂直に突き立てるのは緊張します。できるだけ痛みを減らすには、刺す時は素早く、薬を注入するのは1分以上掛けるくらいゆっくりと、そして針を抜くのもゆっくり抜くのが良いそうな。刺すのも難しいけれど、そこから浸潤麻酔薬をゆっくり浸みさせるのが難しい。針自体は25Gageという非常に細い針ですが、刺すところが眉毛のあたりだし薬をゆっくり入れないと患者薬の学生が痛いらしい。ゆっくり浸みさせようとすればするほど手がプルプルしてきそうになる。
それはともかく、医者がやっているのを見ているとごくごく簡単に見える手技もやっていると大抵はとんでもなく難しいもの。目の上に注射針を刺すのとか、スワンガンツカテーテルの挿入とか骨髄穿刺とか硬膜外ブロックとか、実際に臨床で使っているのを見る頻度は結構高いけれど、アレはいずれも自分でやるときはビビって指がプルプルなってしまうんじゃないかと思います。首から数十センチの長さの針金を大血管に差し込むとか、脊椎に針を突き立てるとか、最初にやった人って一体どんな大胆な根性を持っていたんでしょうね。小学生の頃は「最初にウニとか納豆食べたヤツって、なにを考えて食べる気になったんだろう」とか思っていましたが、今もなんだかそういう感覚を思い出しました。
2005/12/09(金曜日) 4:37