2005年07月02日
ポリクリ 6/27~7/1
毎日書こうと思ったが、余裕がなかったので1週間分をまとめて。
6/27
8:25着、人事部で名札を受け取り、控え室へ案内される。白衣は病院の
8:40呼吸器外科のC先生に会い、病院内を案内されつつあちこち挨拶回り。
6/28
8:15着、白衣に更衣。
8:25C先生とY先生は今日は外来診察で不在、また研修医のN先生さんもY先生について外来に行くので呼吸器外科は誰も医師がいない。C先生に呼吸器内科のK先生を紹介された。今日の午前はこのK先生について回ることに。
8:45K先生に呼吸器内科のX線写真やCT写真を見せて肺炎や肺結核についてのレクチャーを受ける。
9:50K先生が主治医となっている胸水の患者さんに聴診をさせていただく。今日は調子が良かったらしく、呼吸音の左右差はあまり聞こえず。その次に間質性肺炎で9ヶ月も入院しておられる患者さんにも聴診をさせていただき、fine crackleの音を聞かせてもらった。
10:30K先生は自分の仕事があるのでとりあえず自分の部屋に帰って午後に備えて
6/29
8:00病院着。医局で当直明けの研修医2年目のI先生が音楽を聴きながら歯磨きをしておられた。昨日の午前7時から勤務をはじめて、今日もこの30分の休憩の後また直接今日の勤務が始まるそうで、研修医の激務はドラマや「ブラックジャックによろしく」の中だけの話ではないようだ。
8:20病棟に上がる
8:40呼外のY先生に今日のopeについて説明していただく。
8:55手術部着。病院内は5分前着が暗黙のルールになっているようだ。9時集合なのに、8:57頃到着した手術部スタッフが遅刻をとがめられていた。術着に更衣、着帽、着マスク。
9:10手洗いの洗礼。OSCEでは一度やったことはあったが、実際の手術前の手洗いは初めてで、まさに洗礼と言わざるを得ない。1度やり直しした。その間に麻酔医は患者さんに麻酔を導入している。
9:20手術開始。古典的なメスは最初の皮膚切開でしか用いない。皮膚を切開したあとはすべて電気メスかお化けホッチキスのような器具で行う。
術中のことに関しては記載しないでおきます。いちおう個人情報ってことになってるらしい。ポリクリ学生にも医療従事者の守秘義務はある。
12:50頃手術終了。術後すぐ病棟内のリカバリー室(特に状態に気を遣わなければならない人が入る特別な病室)で手術後の診察や状態評価を行わなければならないのだが、C先生や執刀したY先生が手術部から病棟に移動するときにそういうことをおっしゃっておらず昼休みオーラを出していたので勘違いして、僕とポリクリ仲間も医局の部屋に帰ってしまって昼休みを勝手に満喫してしまった。昼食。
13:35昼食後、研修医のN先生にope後に病棟のリカバリー室に来なかったことを注意される。悪気はなかったが、知らなかったのだから仕方がないという気がしなくもない。
14:00N先生と共に診察や聴診。
15:30呼内のY先生が聴診について熱く語ってくださる。医局にて聴診の話、COPDの話、肺機能検査について。
16:40会議室でCPCに備えて机イス並べを手伝う。別に手伝うつもりだったわけではないが、CPCに参加するために会議室に行ったら事務のおばちゃんが2人でイス並べをしていたのでポリクリ学生3人で助太刀した。
17:00CPC開始予定…のはずが、院長と、もう1人の偉いI先生がまだいらしていないので開始が遅れる。このI先生、名札はヒラ医師と同じものを使っている(院長なら院長、部長なら部長と名札に書いてあるのでわかる)のだが、まわりの人の接し方から察するに院長よりも立場は上のようだ。
17:05遅れていたお偉方が到着してCPC開始。CPCが何の略なのかはわからないが、呼吸器や消化器といった科を横断した病院全体の勉強会のようなもので、一つの症例をもとに病院内のすべての医師・看護師・技師さんらが参加して勉強する。今日はB型肝炎キャリアが急性肝炎から劇症肝炎を発した症例について。まずは主治医の消化器の先生がpowerpointを用いてプレゼンを行い、その後に剖検をした医師や病理組織医が同じようにプレゼンを行う。途中でも見ている側の医師からどんどん質問が出て活発な議論が繰り広げられていた。
18:20頃、CPC終了。開散、帰宅。
6/30
7:30病院着。イヤーノートで昨日の呼内の方のY先生からCOPDに関して教えていただいたことを復習。
8:20C先生にXpとCTで本日回診する患者さんについて状態や現在行っている治療方針などについて説明を受ける。回診患者さんの数はおよそ15人。
8:45C先生とY先生について呼外の回診。先生2人にさらに研修医1人とポリクリ学生2人、そして看護師がつくので、さながら白い巨頭の教授回診のような集団がぞろぞろと6病棟内を歩き回っている。聴診などさせていただく。
9:45午後からC先生不在とのことで、先に金曜日のポリクリについて説明される。
9:50山田先生が気管にミニナントカ(正式名称失念!)という管を挿管するというので見学させていただく。気管挿管と違って常時、管を頚部に保持しておけるので緊急事態にも対応しやすく、また気管切開より小さな管なので発声や食事は通常通り出来る。そのため患者さんのQOLは気管挿管や気管切開よりずいぶんと高いとのこと。気管切開よりもずいぶんと上(甲状軟骨と輪状軟骨の隙間)を1cmほど切開して挿管する。このミニナントカという挿管具がすべてキットとなって一つの無菌パックに梱包されていて、消毒液さえあれば切開から挿管までそのキットだけで出来る。便利なものがあるものだ。
10:20今回のポリクリでは3週間のクール毎にレポート提出が義務づけられているので、水曜日に手術を行った患者さんの症例について検査値の時間的変化やXpやCT図をレポートのために書き留めておく。
10:50午後から呼吸器はすべての先生が各々の仕事のために不在とのことでポリクリ学生はいわば自習の状態に。疲れもたまっていたこともあって、12時頃に帰宅することにする。
13:40京都の家に着。実家から病院に通っていたので久々に京都に帰ってきた。夕方はテニスをしたが久々にクーラーのないところで活動して一瞬でばてる。その後激しい夕立に遭う。
7/1
5:45京都の自宅発。雨天のためバイクは断念し、自転車で四条まで行きそこから阪急で富田駅へ。
6:45バスに乗り換え。
7:10病院着。早く着きすぎた。医局にはステップから解剖学講義からフェルソンからなんでも教科書が揃っているので(といってもこれは研修医さん達の私物だが)、勝手にお借りして自習。
8:20呼吸器内科カンファレンスに混ぜてもらう…つもりが部屋を間違えて消化器外科カンファレンスに入ってしまう。消化器の先生たちもとまどっていたが、間違えて「すみません、ポリクリ学生ですがカンファレンス見学させていただいてもよろしいですか」とポリクリ仲間が発言したので今さら抜けられず、結局9時過ぎまで消外カンファ。
9:10気を取り直して隣の部屋の呼内カンファへ改めて混ぜてもらう。部屋に入ったときにちょうど研修医のY先生(この病院はYが名字の先生が多い)が間質性肺炎疑いの患者さんについてカンファプレゼン中だったが、投薬方針の決定の段取りについて先輩医師から激しく注意されていた。感染症の可能性を完全に否定する前から拘束性肺疾患に絞った治療方針になってしまっているとのことで、可能性が低いとはいえ感染症の可能性がある段階から抗生剤投薬を中止してしまったことを激しく叱責されていたのが気の毒だったが、こればっかりは仕方がない。ポリクリ学生はトロくてもミスっても優しく指導してくださるが、研修医がミスったときは激しく怒られていて、学生と研修医では「ヨソモノ」と「同僚」というどうしようもない違いがあることが空気から伝わってくる。研修医にはプロ意識が求められているという表現のほうがいいかもしれない。
10:15同じ大学から同じ病院に見学に来ている6回生のTさんと共に、呼内のK先生に腫瘍以外の様々なXpとCT図を題材に診断の視点や方法を解説してもらう。Xpはポリクリに来る前はどこをどう見るのか全くわかっていなかったが、この1週間で100枚以上のXpを見てなんとなく、いわゆる「カゲ」というものがあるのかないのかくらいはわかるときもあるようになってきた。
11:40Xpついでに、K先生にあまり多くない症例のXpも見せていただく。いま病院に入院していない患者さんのXpは病棟にはなく放射線科に保管されているとのことでカルテも画像も見ることが出来ないので、K先生のパソコン内に保存されていた画像を見せていただくことに。クリプトコッカス症、過敏性肺炎、類上皮血管内皮腫、チャーグストラウス症候群など。
12:30昼食。病院食堂にてカレーライス250円。この病院食堂はご飯は自分で盛る「半セルフサービス」方式なので馬鹿みたいにご飯を山盛りにしたら、おばちゃんがカレーも山盛りかけてくれた。
12:50部屋に戻る。14時からBFS(BronchoFiberScope=気管支鏡)なので午後の部は5分前に放射線科集合となる。それまで50分ほど昼寝しようと試みる。この病院は医師看護師などはエレベータを使わず階段で移動しなければならない暗黙の了解があるので、1階の放射線科と2階の手術部と3階の医局と6階の呼吸器病棟をあわただしく階段で移動する必要がある。しかしエレベータは患者さんやストレッチャーのためにあり、医師看護師はエレベータ使用禁止という病院は少なくない。この病院は6階建てなのでまだマシ。
13:10イスで昼寝をしようとしたところで研修医のN先生が患者さんの様子を見に行くのでよかったらついでおいでと誘ってくださる。昼寝したい気持ちは山々だったが僕らよりはるかに多忙な研修医の先生が僕らのために気を遣ってくださっているので昼寝したいともいえず病棟へ。患者さんと少し話した。
13:55放射線科でBFS。4件の予定だったが3件に減る。気管支鏡は胃内視鏡(胃カメラ)より苦しい。火曜日にも見たが、どの患者さんも激しくむせて苦しそうだ。結核の患者さんもいてマスク着用を義務づけられる。放射線透視下で行う細胞採取もしたが、この透視を行っている間はずっと被爆していることになる。鉛の斜断エプロンをつけると言ってもエプロン以外の部分はもろに被爆している。
3件のBFSが終了したら本日の予定は終了。
2005/07/02(土曜日)12:13
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